チーム・バチスタシリーズの速水関連短編三本と、年表などおまけ集。
小説としてのボリューム感はちょっと残念なんですが、ファンなら買うしかあるまい。
特に速水好きならマストバイです。 保存用と2冊買いましょう。(笑)
まず短編1本目。
速水がジェネラル・ルージュと呼ばれるに至った顛末です。
なんとなく語られてはいたけど、こうやってしっかり描かれると嬉しい。
海堂作品でお馴染み(と勝手に思っている)終盤の怒濤の展開は短編でも健在で、救急患者であふれる現場を颯爽と駆け抜ける速水はまさに戦場を駆ける将軍。看護師を仕切る猫田もカッコイイ。
若い速水が覚悟を決めるまで、そして決めてからの展開はさすがに読ませます。
世良先生が再登場するのも個人的には嬉しい。
速水みたいな才能がなくても頑張るこういうキャラが好きです。
2本目。
「ジェネラル・ルージュの凱旋」を、(名前忘れた)事務局長視点から。
内容的にあまり目新しさはないけど、1本目と比べて速水の年齢の差がうまく表現されていて、凱旋の復習としてよい。過去と現在の相似形というと、スター・ウォーズを思い出しますね。
最後3本目。
速水以後のオレンジ病棟の話だが、これが意外にうまくいっているようで、なんというか読んで安心した。3作の最後を飾るにふさわしいと思った。
あと、用語集とか、作中年表とか、作者の年表とかいろいろありますが、失礼ながらあんま読む気がしません。私は作品を自分で評価したいので、作家自身が作品の解説をしたりするのはあまり見たくないし、年表とかもファンが作るならともかく、オフィシャルで作られるとちょっとねー。そういう舞台裏はかくして置いてもらって、ファンの間でワイワイ語るのが楽しいのではないかと思ってます。
とはいえ、短編3本としても、十分買いの本ですね。
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