2010年8月4日水曜日

禁断のパンダ 下

読了です。
(ネタバレ含む部分もあります。)

さすが「このミス」の大賞をとっただけのことはあり、個人的には楽しめましたし、続編が読みたくなりました。ただ、内容がちょっとグロいので、そういうのが苦手な人は避けた方が無難なのかな。

キャラクター が関西弁を話します。どっぷり関東人な身としてはこういうのはちょっと苦手。頭に浮かんでくるのが、関西人のまねをした変な関西弁の音になってしまって、急に茶番の用になってしまうんですよね。
まぁ、それは個人の問題。
キャラの魅力としては、警察の青山とか本多はまぁ、普通ですね。
主人公(?)の幸太は、それなりに感情移入できますが、あまり主人公っぽくはないかな。とはいえ、素人がいきなりスーパー推理で事件を解決しちゃうよりは、リアルな主人公と言えるでしょうか。最後、ピンチになっても特に戦ったりしないし、フツーの人です。
中島翁とヴァンサン神父も、イマイチ悪役として弾け切れていないような。
 要するに、総じて 割と普通のというか、逆にリアルと言えるのか、というか、そんな人たちしか出てこない感じ。石国シェフはその中ではキャラが立ってるけど、ストーリーの本線ではないし。

料理の描写は、誰もが言うようにすごい。
料理の知識は全然 ないけど、なんとなく画が浮かんで、美味しいものを食べてる気分になれます。幸太の料理に対する姿勢も好感が持てる。ストーリー的には、事件の解決後に幸太のレストランがどうなったかとか、そういう後日談を期待してたんだけどなぁ。

最後の貴史のくだりは良くあるオチだと思うけど、人の肉というのはストーリーの後味としてはあまりよろしくないですな。コース料理で言えば、デザートがいまいちしっくり来なかった感じなのかなぁ? 作者的にはちょっとスパイス効かせてみたのだろうか。でも、もうちょっとマイルドな方が好みだったな。

なんかこうつらつら書いていると、あまりオススメしてないような感じになっちゃいましたが、どんどん先を読みたくなる展開はマルです。もう1回は読まないでしょうが、続編はいつか読むと思います。




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