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2010年8月31日火曜日

深海のYrr(中)・(下)

深海のYrr、読み終わりました。(ネタバレ有り)
長い、ホント長い! 下巻の最後についてる解説によると、ドイツ語版は1000ページ以上、1.1kgだそうだが、もうこれは誰もが認める長さというか。(笑)

全編通して色がきれいな作品なので、映像化してほしいと思っていましたが、ハリウッド映画化も決定しているらしい。しかし、この長さがどうなのか。枝葉の部分をざっくり切り落とせば大丈夫そうだけど、それでこの作品の魅力が伝わるのか。
期待して待ちます。


500ページ以上を割いた序章の上巻とは変わって、中巻ではいよいよ特別スタッフ招集、そして敵の正体も分かってくるなど、やっと盛り上がってきます。
科学者が集まって謎を解明していくと言う流れ、(個人的にはJ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」的と思ってますが)ドキドキして好きですね。
このときのポイントはSFならではの嘘科学にどれだけ説得力があるか、出て来た結論が突拍子もなくて面白いか、という点。
たまたま最近、生命の進化についていろいろ見聞きしたりすることが多くてハマっていたので、今回の流れはズッポシ。

欲を言えば、最後あそこまでキャラ死ななくても良いかなぁと思いますね。あと、クロウの手記はちょっと冗長かと思う。
それと、翻訳の問題かもしれないが、リーの口調にちょっと違和感がある。軍人なのになんか変に女らしいというか。

さて、次は黒のトイフェルですか。
…でもその前に少し休もう、長いから。




2010年8月20日金曜日

深海のYrr(上)

長らく寝かせていた「深海のYrr」にやっと手を出しました。

ここ数年のテーマとして、「人気のあるもの(みんなが面白いというもの)はやはりそれなりに面白い」という前提に立ち、なるべく手を出してみようというものがあります。
この本もどこの書店でも平積み、オビにも「ダヴィンチコードを超えた」とかいう謳い文句で、いつか読むリストにずっと入っていました。が、いかんせん分厚いのが3冊となると、最初のスタートがなかなか切れない。今回読むものが一時的に途切れてしまって、読み始めた次第です。

以降若干ネタバレ含むかも知れません。

今、中巻の半分過ぎまで読んだところですが、上巻時点での感想と言えば、やはり長い(笑)。
すごい知識と取材の量がうかがえるのですが、とにかく一つ一つ説明が細かい。状況の描写も生真面目で長い。それが不要かどうかといわれると、よく分からないですね。無かったら別の作品になってしまう。
ただ、同じような展開の繰り返しが何度か有るので、冗長な感じはあるかな。

上巻ではほとんど自体が進展しない、というか、ホントに序章です。とにかく謎だらけ。タイトルの「Yrr」という単語すら本文に出てこない。なんか大変なことが起こってるぞーというだけです。
あとはキャラクターの描写ですね。登場する人物がみな細かく説明される。キャラクター作りはすごい。その作り込まれたキャラクターが不自然な動きをせずに話が展開していくのもマル。

クジラやらクラゲやらゴカイやら、世界中が大変なことになっちゃったまま続くのですが、これ、どうやって解決するのかねぇ?



2010年8月3日火曜日

彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス

寺田克也さんの表紙の絵にやられました。いわゆるジャケ買いという類のやつです。
で、読んでみたら面白かった、という。

主人公が100年間の人口冬眠から覚めたら、自分の知らないうちに英雄にされてしまっていた、というところまではありがちなんですが、この主人公、結構気が弱い。急に英雄にされて、超困っちゃうわけですね。なんか親しみが持てるではありませんか。

それでいて、戦えば爽快に勝ってしまうところが、エンターテイメントとしてスッキリ読めて素晴らしい。読後感も清々しいわけです。

ミリタリーな知識はない私ですが、艦隊の戦闘シーンは現実とSF的な嘘が程よくミックスされている感じで説得力もあり、空間的なイメージも沸きやすく入り込みやすいですね。

今の時点で5巻まで出てます。一応6巻完結らしいです。6巻がなかなか出ないので、もう一度1巻から読み直すか、考え中です。